これが、ウブりんが現在治療中の病気の名前です。
なんだか難しい名前ですが、要するに「炎症性腸疾患」ってやつです。

ちょっとだけお話してましたが、
3月まではまるまるとしていたウブりんが、
3月に入ってから、みるみる痩せていき、
当初は先生も
「ダイエットの効果が出てきたのかもしれませんね」
なんておっしゃっていたのだけれど、
これまで水でも…、いや、空気でも太るんじゃないかという彼女が
こんなにポンポン痩せるのは、私は納得いかなかったわけです。
体重が落ち出して2週間ほど経ったところで、
フードを増やしてみて、
これでまあ、増えれば大丈夫でしょうとの見解だったのですが、
なんと、体重はどんどん減り続けました。
もはやこうなると、病気以外の何物でもない。
ここで考えられたのは、やはりまず、悪性腫瘍による体重の減少。
1カ月で-4kgという数字は、人間に相当するとかなりの減量っぷり。
どこも悪くないわけがないのです。
そこでまず、エコー、血液検査から入り、
当初は血液検査の結果と見合わせ、エコーで影が見られなければ、
とりあえず腫瘍の線は薄いということになるけど、
もう少し様子を見てそれでも痩せてゆくなら、
あとは考えられるものとしては腸炎だ、という話になり、
全身麻酔をかけて内視鏡検査をしよう
という計画でした。
が、エコー前日。
1日でも早く原因を突き止めて、治療に入りたい。
この考えで、先生も私も一致し、
エコー終了後、腫瘍ではなさそうだの診断をいただいたあと、
そのまま内視鏡に入ったわけです。
結果、先生の見解と、私の焦りは見事に的中し、
ウブりんの小腸は、かなり荒れ果てておりまして、
このため、腸から全く栄養が吸収できていない状態でした。
このままでは、栄養失調です…。
この病気は特発性で、はっきりとした原因は不明です。
リンパ腫、食物アレルギー、細菌の過剰増殖
なんかが引き金になると推測されているそうです。
ウブりんの場合、リンパ腫はなかったので、
残りの食物アレルギーと、細菌の線が濃厚ということになり、
年明けから始めた一切のごはん、サプリメントを中止し、
薬の服用を始めたのでした。
今は、アレルギー療法食と、薬で治療中です。
これで炎症が治まると、体重が増加してきます。
もともと重めだったので(汗)、元に戻すわけにはいきませんが、
かなりの量を与えているので、増加傾向が見られなければ、
ちょっと難しくなってきます。
この病気は
こうやって食事療法と薬で回復する軽度~中度のものと、
治らなければ栄養の吸収ができないまま
様々な栄養が不足して、命にもかかわってくる重症のものがあります。
治療していかなければ、わからないのです。
ひとまずウブりんは、2週間おきに体重測定、
1ヶ月に1度血液検査をして、経過観察中です。
2週間前までは、体重に大きな増加は見られないものの、
減少はストップしていました。
それからこの2週間、1割程度さらにフードを増やして、
今週末に、体重測定です。
ウブりん、犬生始まって以来の、増量への試み(笑)。
ただこれ、
「おっ、快調に増えてるね」ってのを確認できた時点で、
今度は増えすぎないように、気持ちを切り替えなければいけません。
む、難しいぞ……。
と、これが、ご心配をおかけしているウブりんの病状です。
元気なんです。
食欲も旺盛です。
でも、分からないのです。
麻酔がいらないのなら、気軽に内視鏡で診てみるのですが、
リスクが大きすぎて、そうそうできる検査じゃありません。
体のバランスやハリ、調子が良さそうかどうか、
ホントにちょっとした表情で、感じ取っていくことが重要なのです。
ラブの食欲なんて、いっぱい食べるから大丈夫、というよりも
食べなかったら重症、と考えたほうが正解なくらい充てにならないし。
おやつを見せれば、はじけるに決まってるし。
だから、ふとした表情を見ていくしかないですね。
……でも大丈夫か。
ウブりんにはオーラがあるから(笑)。
にほんブログ村う、生まれて初めての、山盛りごはん…。感動。